【フリーランスが就業者の5%へ】フリーランスは今後どうなる?

2019年7月24日にこんなニュースをみました。

 

フリーランス300万人超 内閣府初推計 就業者の5% 

内閣府は24日、フリーランスとして働く人の数を306万人から341万人程度とする推計を公表した。国内の就業者全体の約5%を占める。内閣府がフリーランスの人数を推計するのは初めて。政府は多様で柔軟な働き方を後押ししており、フリーランスの実態を把握することで今後の政策に役立てる考えだ。

日本ではフリーランスを直接の調査対象とする公的統計は存在せず、内閣府は今回アンケート調査を実施して人数を推計した。会社員らが副業でフリーランスとして働く場合も含んでいる。最大の推計値である341万人には個人事業主だけでなく、法人を設立した人も含まれる。

341万人のうち、本業がフリーランスの労働者が228万人、副業が112万人と推計した。就業者全体における本業がフリーランスの人の割合は3%程度で、米国の6.9%に比べると半分以下にとどまる。

政府は6月にまとめた成長戦略で副業と兼業の拡大やフリーランスとして働きやすい環境づくりを打ち出した。労働時間の管理や権利保護などフリーランスで働く人を守る法整備はまだ遅れているのが実情だ。

日本経済新聞より引用


「フリーランスってどんな働き方?」

「フリーランスで働くってどうなの?」

この記事ではフリーランスの働き方について、フリーランスの今後についてお伝えしていきます。

フリーランスの定義

フリーランスとは、特定の企業や組織に属さず自分で仕事を契約する人のことをいいます。

企業に雇われる働き方と異なり、一般的には案件ごとに契約します。

働き方は自分の裁量によるので、自由な働き方であることがメリットの1つです。

最近では「副業」や「複業」といった言葉もあり、本業以外に仕事を持つことを会社が認めている場合も含みます。

前述したニュースでも、会社員が副業でフリーランスとして働く場合が含まれています。

フリーランスと会社員の違い

フリーランスと会社員の違いは大きくわけて3つあります。

ここではフリーランス目線からみていきたいと思います。

自分で仕事を契約する

会社員の場合は、入社の時点で雇用契約を結びますよね。

フリーランスの場合は、業務委託契約を結ぶことが多いです。

依頼の対象が「成果物の完成」か、「業務の遂行」かによって請負契約か委任・準委任契約かも分かれてきます。

種類によって変わってくるのですが、会社員とフリーランスでは仕事の契約の仕方が違います。

またフリーランスの場合は「何時から何時まで」という決まった就業規則がありませんので、働く時間は自分で決められます。

自分で仕事を獲得する

会社員の場合は基本的にすでに仕事があります。

営業職のように、自分で交渉して仕事を獲得する場合もあるでしょう。

しかしそれは会社全体としての仕事であり、営業職の人がとってきた仕事を自分一人でやるわけではありません。

他の職種の人に割り振りますよね。

ですから基本的に会社員の場合は、すでにそこに仕事があるといっていいでしょう。

一方フリーランスの場合は自分でなんの仕事をするか決め、営業し、自分で仕事を獲得しなければいけません。

フリーランスはすべて自分で行う必要があるのです。

フリーランスが仕事を獲得する方法の1つとしてクラウドソーシングがあげられます。

クラウドソーシングは初心者でも仕事を獲得しやすいのが特徴ですが、実績がないとはじめのうちは単価が低いです。

最初からフリーランスとして成功するには会社員時代の職種を続けてフリーランスとして働くもしくは会社員時代に副業としてはじめておくといいと思います。

最初から実績がある状態なのでフリーランスになってもスムーズに仕事が獲得できます。

自分で確定申告をする

 

フリーランスは必ず自分で確定申告をする必要があります

会社員の場合は税金が給料から天引きされますし年末調整があるので基本的に必要ないですが、フリーランスは自分でしなければなりません。

フリーランスの場合は常日頃から仕事の支出と自分の生活の支出をわけて考える意識が必要ですね。

フリーランスが多い職業

フリーランスになれる職業に定義はありませんが、ここでは一般的にフリーランスになりやすい職業を紹介していきます。

ライター

ライターは個人的にもっともフリーランスになりやすい職業だと思います。

私自身、医療職経験しかなかったのですがクラウドソーシングで仕事をとりフリーライターとして活動していました。

クラウドソーシングを利用すれば、会社に直接営業しなくても未経験から仕事をとることができます。

個人でブログを運営している程度の執筆経験があれば、仕事を獲得できると思います。

エンジニア

最近SNSで目立ってきているのがフリーランスエンジニアです。

エンジニア職は経験があれば即フリーランス可能な職業といえます。

未経験の場合、ライターよりは難易度があがります。

最近はProgateやドットインストールなどの一部無料のプログラミング教材が充実してきているのでチャレンジしやすくなってきました。

とはいえ実際の仕事を受注したりやりとりしたりするのには最低限の専門知識が必要になってきます。

実際に私もチャレンジしていてそう感じます。

Webデザイナー

デザイナーでもWebデザイナーはフリーランスになりやすい職業の一つです。

インテリアやファッションデザイナーと違い、Webデザイナーはその場にいなくても仕事ができます。

最近徐々に広まってきているリモートワークを実現することが可能になります。

イラストレーター

イラストレーターもフリーランスになりやすい職業です。

イラストレーターの場合は、作品を1つの商品として売ることが可能だからです。

「ここからここまでお願い」という業務ではなく、作品の完成という明確なゴールがあるので仕事としても契約が成立しやすいでしょう。

フリーランスと副業の違い

フリーランスは自分で仕事を契約するものといいました。

副業の場合は、本業を持ちながら別の仕事もするというものです。

副業にも色々種類があります。

コンビニのバイト、スーパーのレジもそうですし、ライターもそうです。

ですから、会社員でも副業としてフリーランスになるという選択肢があります。

どちらも政府が促進している働き方です。

しかしいまだに副業を禁止している会社もあるので、一応確認が必要ですね。

これから日本人の働き方はどうなるの?

日本政府は成長戦略として副業と兼業の拡大やフリーランスの働きやすい環境作りを打ち出しています。

これが答えですよね。

日本人は保守的と言われているので政府の思惑通りには増えないかもしれませんが、今後副業やフリーランス人口は徐々に増えていくと考えられます。

終身雇用の崩壊や年金問題、少子高齢化と年々日本の問題が浮き彫りになってきています。

今後日本はどうなるかわかりませんが、会社員も今のうちに副業を始めておくのが吉といえそうです。