【二重アゴや受け口は舌の位置のせいかも】舌の正しい位置知ってますか?

先日Twitterでこんなアンケートをとりました。

私も最近まで知りませんでした。

舌が正しい位置にないと二重アゴやたるみ、受け口の原因になっていることも考えられます。

今日は意外と多くの人が知らない舌の正しい位置を紹介します!

舌癖(ぜつへき)って知ってますか?

舌癖とは日常生活の中で気づかないうちに舌を前に出したり、舌を歯に押し付けているような動きをすることをいいます。

舌癖は二重アゴやたるみなどの見た目の問題だけでなく、アゴの骨や歯の生え方など噛み合わせにも関係してきます。

舌癖の原因

  • 指しゃぶり
  • 乳歯の早期喪失
  • 口呼吸
  • 舌小帯の異常

様々な原因によってよくない舌癖がついてしまうことによって、歯の噛み合わせが悪くなってしまいます。

舌の正しい位置を知らないことによる悪影響

舌の正しい位置を知らないとこんな悪影響がありますよ。

・歯の噛み合わせに悪影響:出っ歯、受け口、歯と歯の隙間があいてしまう

・顎関節症

・発音障害

・舌痛症、舌に歯型がつく

・ドライマウス

・外見の問題:二重アゴ、たるみ

思い当たるものはありましたか?

舌が正しい位置にないだけで?!と思いますが、悪い舌癖が習慣になってしまうことにより歯科や矯正歯科に通わなければいけない状態になることもあります。

舌の影響はなかなか重大なのです。

舌の正しい位置とは?

ぴよ

じゃあ舌の正しい位置ってどこなの?

舌の正しい位置はこちらです!

上顎の前歯の裏側ど真ん中、歯から喉の方に7〜8mmほどにある膨らみをスポットといいます。

舌先がスポットに当たっている状態でなおかつ舌全体が上顎についてる状態が正しい舌の位置(スポットポジション)です。

みなさんは普段から正しい位置に舌がありましたか?

私はこれがずっとできておらず、上顎と下顎の接触部分に舌がある状態で基本的に前歯に舌がついていました。

そして二重アゴになっております..。

最近これを意識して治しているところです。

舌トレーニングで予防しよう

舌の正しい位置を意識する以外に、舌のトレーニング方法があるのでご紹介します!

主に舌筋を鍛える方法です。

あいうえべ体操

これは老年看護を学んでいる時によく聞きました。

口を大きく開けて「あーいーうーえー」と行った後に、舌を口の外に思いっきり突き出します。

これを何回か繰り返していきます。

口腔筋機能訓練法(MFT)

口腔筋機能療法(MFT)とは、舌・口唇・頬筋・咀嚼筋などの口腔周囲筋の機能を改善し、歯列に及ぶ筋圧のバランスを整えるためのプログラムです。

名前を聞いたことがなかったのですが、これは舌筋とともに口腔周囲の筋肉を鍛えるトレーニングプログラムのようです。

この訓練法を行なっている歯科医院を調べてみたところ、主に矯正歯科クリニックで行われているようでした。

訓練内容

紹介されていた訓練内容です。

スポットポジション:記憶

アイスクリームの棒などでスポットを触り、次に舌でそのスポットを触る動作を繰り返します。

これで舌の正しい位置を舌に覚えこませるのです。

ホッピング:舌あげ運動

舌を持ち上げる練習です。

舌をスポットにつけたまま全体を上あごに吸い付け、口を大きく開けて舌小帯をのばします。

ゆっくり「1・2・3」と数えたら舌を下に下ろし「ポン!」という音を立ててください。

舌全体が上顎に吸い付いていないといい音がでません。

意外と難しいです(笑)

他には、嚥下訓練もあります。

ホッピングだけでも試してみてください。

まとめ

二重アゴ、たるみ、受け口、出っ歯..

一見外見の問題とされるものですがその原因は口腔内だったりします。

整形や手術を考える前にまずは舌の正しい位置を覚え、舌のトレーニングをしてみましょう。

口の周辺や舌筋も年齢とともに衰えていくものなので、たとえ外見に悩んでいない方もやってみる価値は十分にありますね!

腹筋や腕の筋肉とともに、舌筋も鍛えていきましょう。