元ナースが考える歯の健康予防3選−虫歯放置で最悪頭を開けることに−

こんにちは、元ナースのそら(@so___ra2)です。

タイトルをみて

ぴよ

歯といえば歯科医師か歯科衛生士だろ!なんでナースがでてくんねん!

と思った方

・・・いらっしゃいますね?

そうです、とっても個人的な考えをこれから述べようと思っています。

しかしながらわたしの約30年あまりの経験で学んだ実体験を元にした教訓なので、特に小学生〜高校生あたりの方に多く読んでいただきたいと思っています。

さっそくいってみましょう。

昔から「歯医者さん」が嫌いだった

「キーーーーーーン」という音。

フッ素を塗る時の機械で口の端を引っ張られる感じ。

嫌いでした、歯医者さん。

学校の検診で虫歯疑いになるとしょうがなく受診。それ以外なるべく行きたくない。

苦手な人たくさんいますよね。

そら親も歯磨き指導は行っていなかったわけではなかった

実は小学生の時に歯の矯正をしていました。

銀色の金属の何かが歯についている友達、いませんでしたか?

私の場合は上顎にだけ金具がついていて周りからはわかりませんでした。

それでも夜フェイスマスクをつけなければいけないのは、幼いながらに大変だった記憶があります。

お金をかけてまで矯正してくれたんです。

決して歯に対しての関心が薄かったわけではなかったと思われます。

それでも虫歯になってしまったのはなぜ?

歯磨きやケアを習慣レベルにまで落とし込めなかったことが要因だと考えます。

わたしは大人になるまで正直フロスや歯間ブラシは必須だとは思っていませんでした

努力義務くらいに考えていましたね。

元々わたしは唾液分泌量が少ないと言われ、そのうえ歯自体が小さく一度物が挟まってしまうと取れにくいという条件下で虫歯になりやすいようでした。

それを考えたら、歯ブラシによるブラッシングだけでは歯間の汚れの除去は十分ではありません。

歯に対して本当に興味を持ったのは看護師になってから

看護師時代に

  • 口腔ケアは大切
  • 誤嚥性肺炎の原因はただむせこんで物体が肺に入って炎症を起こすからではない
  • 口腔ケア不足によって菌まで肺に吸引してしまうことで発症する(※本人の抵抗力も関係します)

ということを学び、虫歯や歯周病の恐ろしさを知りました。

しかし歳を追うごとに虫歯の本数は増え続け、さらには夜勤ありの三交代勤務、不規則な生活により追い討ちをかけていました。

恥ずかしながら夕飯を食べてそのまま歯磨きもせず寝落ちなんて当たり前でした。

さらには「食後の即寝」と日頃のストレス生活があいまって、逆流性食道炎を再発し呑酸があがってきてしまいました。

げっぷに酸が混ざったような感じとイメージしていただければいいかなと思います。

酸は物を溶かす作用があるので、当然歯にもよくありません。

歯の不健康のダブルパンチ、いやトリプルパンチです。

そのへんでやっと今までの自分の過ちというか意識の低さを感じました。

そこから歯ブラシだけでなくフロスを使うようになったんです。

そこでやっとわかったんです。大事なのは習慣だと。

いくら親に口をすっぱく言われても、頭ではわかっていても、行動が習慣づかなければ変わりません。

 

みなさんは小学生の時、昼食前に歯磨きの時間はありましたか?

私の小学生の時は、昼食後の歯磨きの時間はありませんでした。

男子は食べ終わったら校庭ダッシュ!みたいな記憶があります。

今はみんなで歯磨きの時間みたいなの、あるんでしょうか?

学校は、習慣を作るところでもあると思っています。

勉強、食事、運動・・・歯磨きも 。

生活習慣といいますよね。よりよい生活習慣を送ることで健康を守ることもできます。

虫歯ほっておくと脳膿瘍になる可能性も

これは実体験なのですが、脳膿瘍で入院してきた患者さんがいました。

他の脳疾患と似たような症状もありましたが、検査の結果原因は感染とのこと。

その他の脳梗塞や脳出血などの病名の患者さんは多くいらっしゃったのですが、珍しく聞きなれない病名だなと思ったことを覚えています。

脳膿瘍とは

脳膿瘍という病気は脳の中に細菌感染が起こり、膿がたまった状態です。

脳は、皮膚、骨、髄膜などの組織に覆われ、正常な状態では全くの無菌状態です。

しかし中耳炎、副鼻腔炎、扁桃腺炎、う歯(虫歯)、気管支炎、心臓弁膜症、外傷など、身体の他の部位に細菌感染症があると

そこから血液によってあるいは直接に細菌が脳に到達し、脳の中に膿が溜まることがあります。

この状態が脳膿瘍です。

脳膿瘍になると、頭痛、発熱、意識がぼんやりする、痙攣、嘔吐、手足の運動麻痺、感覚障害、言語障害、精神障害などの症状が出ます。

これは脳膿瘍によってその部分の脳自体が障害されたため、また周辺部の脳が炎症を起こしたり浮腫によって圧迫されたために起こってきます。

歯の神経や血管は元をたどれば脳にも繋がっています。

同じような原理で、肺や心臓にも血液の流れによって感染してしまう恐れがあります。

虫歯はあなどれないものです。

歯の健康予防3選

  1. フロスを使う
  2. 食べたら歯を磨く
  3. クリーニングには定期的に通う

これが3選です。

当たり前だという方もいらっしゃると思います。

ただし大事なのは、これを習慣化させることです。

意識づけることです。

どんなに飲んでベロベロになって帰宅しても、歯磨きをしてから寝る。

これが習慣です。

まとめ

歯ブラシだけでは汚れの除去は不十分です!

フロスも使って歯間もキレイにしましょう。

そしてそれを習慣化させましょう。

私はこれが習慣づかなくて今とても後悔しています。

この3選が常識と言われるようにもっと認識されたらいいなと思います。

もう世間の常識だったらごめんなさい(笑)

※あとがき

個人的な意見なのですが、看護師をしている時、入れ歯の管理がとっても大変だったんです。

患者さんが寝ている間に20〜30個の入れ歯をポリデントにつける作業といったらもう…。

なので世の中の看護師のためにもみなさん是非心がけをお願いします!

あなたのその心がけが、看護師を救います!笑